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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2018
2日連続首位の李尚熹(イサンヒ)が「ユウショウ、シマス!」
「3打目は、グリーン左のラフ」とこちらもまた、初日とまったく同じパターンで、4オン2パット。
アウトから出た初日は、しょっぱなだった。
「今日は、折り返して、いったん休憩したあと」。
出場人数が102人とぐっと減って、予選はみな朝の内に1番・10番から出ていくようになるこの時期になるとどうしても、ハーフターンで待ち時間が出る。
「前半の勢いのまま行けたら、1番も何も考えずに打てたと思うのですが」。
休んでいる間に、前日のミスが頭をよぎって、ダメだダメだと思うほどに、またミスを呼び込んだ。
いったん、首位から後退したが、ここ袖ヶ浦は「ドローヒッターの自分に有利」という揺るぎない自信がある。
「去年も2位に入ったり大好きなコースなので。ダボを打っても必ず獲り返すチャンスが来る」と、信じて挑める。
5番から連続バーディを奪って、元に戻すと最後の9番では3メートルのチャンスも逃さず、しっかりと返り咲いてきた。
日本ツアーに来て5年目の今季は豪州人のジェイソンキャディと組んで、これがちょうど10試合目。
「ラウンド中の会話は英語と日本語」と、あれれ?母国語では会話しないの??
「韓国語は、聞かれたくない独り言を言うときだけ」と可笑しそうに、「ジェイソンさんの奥さんが日本人なので、日本語がとても上手で。勉強になる」と英語圏の人から日本語を学ぶという変則技で、こう見えてけっこう喋れる。
韓国ツアーでは4勝も、日本ツアーでは未勝利。
今年も、好位置で大会を折り返して「ユウショウ、シマス!!」。流ちょうに、ガッツポーズを振り上げた。