Tournament article
ゴルフ日本シリーズJTカップ 2018
感動の1打を胸に。時松隆光がシーズン最後にもう1勝!!
5Iを握った195ヤードの2打目は左のラフからでも「しかりと、上から叩いて打てた」。
今週は毎日会場で、スイングを見てくれる父慊蔵(けんぞう)さんにも「当たりが薄くてペラペラだ」と注意を受けていたショット。
会心の1打で報いて、3メートルのバーディにつなげることができた。
「難しい11番で、獲れたのが大きかった」。
そこから3つ伸ばして、最後にもう一度V争いできることになった。
2016年の初Vから毎年1勝ずつ重ねて、このシーズン最終戦も、3年連続3度目の出場にこぎつけた。
今年は5月の関西オープンで、早々に切符を手に入れても「秋口に元気をなくした。来年は、今平選手みたいに後半戦も、ずっとトップ10というような安定感が今後、自分も増せば」。
反省したまま、1年を終わらせない。
この日3日目は、一緒に回った米ツアー覇者に釘づけ。
「小平さんはアメリカ行かれて、飛距離も伸びて、切れも増している」と最終日にむけて、米仕込のゴルフを焼き付けた。
15番で、奥から5メートルのバーディトライを果敢に狙いに行った小平。
「結果、外されて、オーバーしましたけれどあそこは僕なら消極的に行って、手前で止めるところ。僕なら絶対に狙わないところで、勝負に出られた。あそこで入れたら優勝争いできる、と。勝負の駆け引き。感動した1打。勉強になりました」。
感心しきりのゲンちゃん。
シーズンの最後の最後に首位とは3打差からもう1勝、狙えることになって、小平との印象深い3日目を、生かさない手はない。