地元の星が3日目に、上がりホールでまたやった。6アンダーで迎えた17番。7番アイアンを持った190ヤードの2打目。星野陸也は「最近、あまり打つ場面がなかった左下がりのライで欲かきました」。
本当は、8番アイアンでも良かった。少しでもピンに近づけようと、渾身のフルショットは「大観衆の前で“会心”のシャンクに笑っちゃいました」と長身に、苦笑いが浮かんだ。
ダブルボギーに沈んで、次の18番では「ガッツ・パー」。2メートルはなんとか拾うも、「この2ホールで2オーバーは初日のゴルフとまったく一緒」。
6番では右のラフからカップを舐めた。「OKイーグルを獲った」。11番から3連続バーディを獲った。「今日も16番までは、完璧だった」と、初日の連続ボギーの上がりを思い返して「今週は、この4ホールで4つも損してる」と、悔しがった。
宍戸まで車で15分もかからない地元笠間市出身。
貴重な自宅通勤は「静かで、のんびりしていて、穏やかな気持ちになる。落ち着きますね」と今週は帰宅後、毎日お昼寝タイム。
起きて頂くおふくろの味は、「薄味で、健康食ばかり」というのはきっと、「連戦中は肉ばっかり」という息子の健康を気遣う母性愛。
スナッグゴルフの聖地と言われ、女子プロの畑岡奈紗さんや、金澤志奈さんもここ笠間市出身だ。
ひたち野ゴルフセンターで一緒に練習した金澤さんとは「互いに頑張ろうね、とたまに話す」と今でも交流がある。
昨年はゴルフ部を擁した小・中一貫校の笠間市立みなみ学園も新設されて、「笠間には、いまゴルフブームが起きている」。
リッキーも、男子プロで旋風を巻き起こしたい気持ちで
一杯。「今日もたくさん応援してもらって、応えられるように頑張る。明日こそ6アンダーで回る」と誓った。