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SMBCシンガポールオープン 2018
初日はサスペンデッド 暫定首位にガルシアと“キタヤマ”
この日は、午後から雷雲が近づき後半組は、全員がプレーを残してサスペンデッドになった。
翌19日の7時40分から残り競技を再開することになった。
さっそく初日から波乱の幕開けもガルシアは、まだ天候が安定していた午前中のうちに、さらりと5アンダーで上がって世界ランク10位の力を見せつけた。
「今日は特に直すところもない。暑いので、ゆっくり休んで明日に備えるよ」。マスターズ覇者として、再び戻ったシンガポールで悠然と勝利を目指す。
この日はそのガルシアと並んで暫定首位で上がった和風の顔立ちにも注目が集まった。
速報ボードでは、K・キタヤマ。
フルネームはカート・キタヤマ。
名字を漢字で書いたらやっぱり「北山」だろうか?
「漢字も、カタカナも、ひらがなも僕は書けないんです。日本語もおはようございます、とありがとうと、それくらい」と笑ったが、お母さん側のルーツは日本の和歌山県にあるという、米国人の25歳だ。
昨年まで米二部のウェブ・ドット・コムツアーで戦ったが、出場権の確保に失敗。今年は軸足を移して先週は、アジアンツアーの予選会Qスクールを受験した。
ちょうど誕生日を迎えた14日の最終日に66で回って、みごと3位タイにつけて、今シーズンの出場権を得ると、さらに翌15日の月曜日には、ここセントーサゴルフクラブ・セラポンコース併設のタンジョンコースで行われた今大会の予選会「マンデートーナメント」で65を出して、みごと本戦にコマを進めたのである。
「日本とアジアのトップ選手たちとプレー出来るのは楽しみ!」と、意気揚々と隣のコースに移ってくるなり、これまた好発進。
勝てば日亜両ツアーのシード権が得られる今大会。
「今年はアジアンツアーから、日本の試合に出られれば。母も行きたがっていますので!」。
勝って日本に連れて行く!?