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HEIWA・PGM Challenge II 〜 Road to CHAMPIONSHIP 2018
フェードへの華麗なる転身!西村匡史が首位タイ発進
この日は朝から雨。さらに時折強さを変える読みにくい風が吹く難コンディションとなったが、西村匡史が5アンダー65をマークし、好スタートを切った。インコース10番からスタートした西村は12番ホールでボギーが先行する嫌な展開になったものの、その後は6つのバーディを奪取。首位タイで大会1日目を終えた。
好調だったショットの要因は球筋をドローからフェードに変えたことにある。
「5月のミズノオープンに出場した時に予選は通ったんですけど全く自分のゴルフができなくて。それで球筋を変えてみることを決断しました」。
今年37歳を迎える西村だが自身のゴルフキャリアの中で持ち球をフェードにした経験は無い。思い切った変革だったが、現状は予想以上のメリットを感じているとのこと。
「球筋を変えてからしばらくは苦労していたんですが、8月頭の北海道オープンで最終日の最初の9ホールまで優勝争いに加わることができて。それが少し自信になりました。フェードにしたことで体が止まらなくなったり、インパクトで体が起き上がる悪い癖も矯正できたり。まだまだ完全ではないですがかなりのメリットを感じています」。
新たな持ち球を武器に2012年以来の優勝へまずは明日の大会2日目に挑む。
なお西村と同じく5アンダーの首位タイにはJ・Y・キム。試合が無かった2ヶ月間は米国に帰って、その間クラブを一切握らずトレーニング中心の生活を送っていたそう。気持ちも体もリフレッシュして新たな気持ちで日本へと戻ってきた途端の好スタートだ。
また、Abema TVチャレンジャーズとして出場しているデーブ大久保は13オーバーで143位タイ。スコアとは関係無く久々のプロの試合を楽しめた様子だった。