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東建ホームメイトカップ 2019

V2なら苦手コースを完全克服! デービッド・オーがV2の大チャンス

アシタモイッショ〜
3日目の最終組で、珍現象が起こった。首位で並んだ2人が前半の9ホールで、仲良く足並みをそろえた。
孔明が4番でバーディを奪えば、オーも同ホールでバーディ。
オーが5番で連続バーディなら孔明もと、前半最後の9番ではボギーを打つのも一緒。
まったく同じペースのV争いには思わず2人で苦笑いだ。
「孔明さんと、同じように良いプレーができて、楽しかった」と笑った。

最後も仲良く10アンダーで、リーダーボードのトップに座った。
最終日もまた最終組で、自身は4年ぶりのツアー2勝目を狙うことになった。

来日から8年。この日本ツアーの開幕戦は、初出場の2013年から6度目の出場にして、これが2度目の決勝進出である。

やっと、初めて予選通過を果たした昨年は、4位に。
するとそれまで4年連続の予選落ちがうそのように、2年連続の優勝争い。

今までは「正直苦手。悪い思い出や、印象がよみがえってきてしまう」と敬遠してきた多度が、たちまち大好きになった。
コースを彩る美しい花壇の庭や、13番ホールには京都・金閣寺に模した茶店も「きれい!」と、楽しめるようになった。

「今年は、自分の成長も感じることができている。克服しつつあるのかもしれません」。
試行錯誤を続けてきたスイング改造も、この開幕戦に合わせて完成に近づきつつあり、翌最終日はいよいよその集大成だ。
「シーズン初戦に勝てたら嬉しい」。
昨年8月に生まれたばかりの長女ローラちゃんにもよいお土産を、持って帰れる。

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