Tournament article

アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ 2019

新婚さん! 浅地洋佑は今年も「1打も無駄にできない」

日亜の両ツアーで出場枠を分け合う今大会は、シード選手でさえ敷居が高い。
6日月曜日のマンデートーナメントを突破して、本戦にこぎつけた。
25歳の新婚さんが、初日からさっそく2アンダーで踏ん張った。
17、18番の上り2ホールで、いずれも1メートルのチャンスを外して悔しがった。
「今年も1打も無駄にできないのに。…残念!」。

知人の紹介で知り合った同い年の智子さんと8月に籍を入れたが結婚式は、今年の3月と年をまたいだのは、その費用を工面するため。

杉並学院高校2年時のこの大会で9位に入り、石川遼の後輩として、一躍名前を売った。
11年にプロ入りして、すぐ翌年には初シード入り。
しかし、さらに翌年にはあっさり手放し、一昨年は第二シードで復活するのがやっと。
昨年も、予選落ちが続いた序盤に「悪い流れを変えよう」と、結婚を決意したはいいが、ひそかに生活費をやりくりする若妻の様子を見て発奮。

賞金ランクは自己最高の65位につけて、1800万円余を稼ぎ出した。

晴れてこぎつけた今年3月23日の披露宴は、ちょうど横浜で行われた「ジャパンゴルフフェア」のなか日。
その日は、JGTOが今年から立ち上げたファンとの交流イベント「ゴルフFAN!プロジェクト」のお披露目日で、会場のパシフィコ横浜のランウェイを闊歩した若手プロたちの多くが、そのまま宴会場に駆け付けた。

「3次会で暴れちゃった人もいた」と、門出を目いっぱいに祝ってくれた仲間に感謝。新婚元年への思いも高まった。

結婚前は保育士だったが、今は専業主婦で支えてくれる智子夫人。
「今年も僕の収入だけでやっている。頑張って、と言われています」。
今年も苦労はかけられない。



関連記事