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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ 2019
ゴルゴ松本さんも…!! 令和最初の感動をつないだ宮本勝昌のLINE
最終ホールの劇的バーディで、通算12勝目を飾ったその夜、勝者のSNSはにぎやかだった。
錚々たる面々から祝福メールが届いた。
1打差に倒れた昨季の賞金王も「おめでとうございます」。
今平周吾は17番のバーディで単独首位に立ちながら、その後18番のボギーで並んで先に上がってプレーオフの機会をうかがった。
あとから宮本も、テレビで一部始終を把握して、改めてその劇的な展開に驚いた。
最終ホールでチャンスの芽を摘まれた若い賞金王の胸中を想像しながら返信。
「お前はこれから何百回もチャンスくるけど、俺はこれが最後かもしれないから。今回は年の順だから」。
律儀に「これからもよろしくお願いします」と、返事が来てホッとした。
明けて今週の「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」は初日から、同組で回ることになった片山晋呉も「またこの人が、良い言葉を書いて送ってくれるんですよ。見かけによらず」と、日大同期がくれたメッセージにも感動。
横尾要ともやりとりをした。宮本と片山と、そろって日大時代は三羽ガラスと呼ばれたうちの一人だ。
しかし今は、ツアーの出場権を持たない横尾。この6日月曜日に本戦切符をかけた予選会マンデートーナメントに挑戦して登板の機会を探ったが落選。
「俺はダメだったけど、今週も頑張って」。
互いにプロ25年余を経ても、こんなやり取りができる。
V当日の日曜夜には意外な人物からの"通知"も届いた。
お笑いタレントのゴルゴ松本さん。
和合の18番グリーンで「令和」のポーズを取った宮本に、以前交換したSNSメールでモノ申してきた。
「足が逆だから…!」。
言われて当時の写真で確認してみると、宮本は確かに右足を上げており、本来ならば左足でなければ、正しく「令」と読めない。
代表作「命」の人文字でおなじみの松本さんは、令和初日の5月1日に相方のレッド吉田さんと「令和」での新ギャグを披露しており、ひとこと言っておかなければ"元祖"の芸人魂が、済まなかったようだ。
見本の写真付きでメールしてくださったゴルゴさんには丁重に、「次から気を付けます」とお詫びを返しておいた。
芸能界まで揺るがした令和最初のVシーン。
先週は"師匠"の芹澤信雄らと、チーム揃って"弟弟子"の雄姿を見届けたシニア入り間近の藤田寛之(=写真右)も、「宮本に励まされて頑張ります!!」。
令和最初の感動の余韻は、次の会場にも大いに波及効果をもたらしている。
※今週のピンフラッグは、ギャラリープラザギャラリーゲート、クラブハウス前で販売しております。