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三井住友VISA太平洋マスターズ 2019
直接対決の賞金1位と3位は苦戦
今平周吾は、2オーバーの「72」。39位で「パットも入らず、ショットもなかなかチャンスにつかなかった。ちょっと苦しいゴルフでした」と、振り返った。
「風の読みが、うまくいかなかった」。
グリーン上でも苦戦し「富士山からの傾斜とか、いろいろ考えすぎて、よくわからなくなってしまった」と、珍しく、頭をかしげる姿も。
「ひとつ入ってくれれば流れも来ると思うので、それまで待とうかな」。
好機を待つ姿勢は、かたわらの賞金3位も同じだった。
「今日はこの時期、あんまり吹かないような風。明日は多分、全然違う風になると思うので、気持ちも切り替えられるかなと思います」と、石川遼。
この日は、3バーディ、6ボギー、2ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで通算7オーバー、74位と大きく出遅れ。
「6番では、よい球を打ったけど、左に抜けて林で木にくっついちゃったり、ショットと結果がかみ合わなかった部分がある。ボギー、ダボはすぐに切り替えられればいいけど、風とか、流れを自分でつかみきれなかったところはある。もう少し、時間がかかるのかな、って」。
先週は、1Wの不振で今季初の予選落ち。
それから日々、調整に励んできたが、初日の結果には結び付けられなかった。
それでも、「内容がよくないのに、スコアばっかり求めてしまうのは、よくない。次に進むためには必要なラウンドだった、と先走らないように」と、前向きに受け止めている。
「良い結果というのは、ひとつひとつのクォリティから生まれてくるもの。長く続くクォリティを目指していくには、スコアというより、まずスコアが出る内容を」と、自分に言い聞かせて練習場に向かった。
「なんとか、予選通過ができるように頑張りたい」。
10年、12年と2勝の経験がある大好きな御殿場。
逆転賞金王に向けて、相性の良いコースでの2週連続の予選落ちはなんとしても回避したい。