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三井住友VISA太平洋マスターズ 2019

藤田、宮本! 驚かせてごめん。「でも…」芹澤信雄はいったん御殿場から撤収

ごめんな…
2日目は、朝から弟子らに囲まれた。藤田寛之と、宮本勝昌が「師匠、本当なんですか?!」。
地元出身の芹澤信雄が御殿場で、プレーするのは今年限りになるかも、と当ホームページで既報した。

驚いた2人が「”僕ら、聞いてないですよ”と…。話が大きくなってしまった」と、恐縮した。

9オーバーの「79」を叩いた初日から、挽回はならなかった。
通算18オーバーの80位で終戦したこの日、「現時点では、気持ちは変わっていないかな…」と、芹澤。

昨年8月に、股関節にチタンを埋め込む手術に踏み切ってから、2年ぶりに復帰した御殿場。
今週の月曜日に誕生日を迎えた”手負いの還暦”に、7262ヤードのパー70というタフなセッティングはことのほか、堪えた。

「今の自分には難しすぎる。もう無理…」と、弱音をこぼしたついでに、つい今大会の今年限りの撤退をほのめかしたのが弟子らに衝撃を与えてしまったが、今はまだ、前向きにはなれない。

「これからまた、シニアツアーで頑張って、手ごたえが出てきたら気持ちもまた変わるかもしれないけれど…」。
わざわざ師匠の最終ホールを出迎えてくれた藤田にも申し訳なかったが、前言撤回しないままいったんコースから、車で10分もかからない我が家へと引き上げた。

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