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南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント 2019
まもなく33歳朴ジュンウォンが今シーズン2勝目を挙げる
2日目を終えて首位と3打差の17位タイでスタートした朴ジュンウォンは、前半のOUTコースで7バーディー、1ボギーとスコアを6つ伸ばして首位に立った。後半は後続の組でプレーする趙炳旻(チョビョンミン)と並び、一騎打ちの様相となった。
「まさか優勝争いをしているとは思ってもみませんでした…」思わぬカタチでAbemaTVツアー2勝目が舞い込んできた朴。2日目を終え首位とは3打差の位置につけるも「予選ラウンドから選手全員がスコアを伸ばしていたので、自分自身に期待をせずスタートしたことがこの結果に結びついたと思っています。」と話す。
そのシーズンで複数回優勝を重ねたことが初めだという朴は2013年、2015年に次ぐ3度目の挑戦で”優勝”という最高の結果を手に入れた。「以前から自分に合ったコースだと思っていましたので、いつかはチャンスがくるものだと信じていました。年間2勝目という複数回優勝も初めてのことなので、素直に嬉しいです」と笑顔がこぼれる。
優勝のプレッシャーは感じなかったという朴は「唯一のボギーは8番ホール。短いホールでバーディーが計算できるはずだったが、ティーショットが飛びすぎてしまい、木が行方を遮っていてグリーンを狙うことが出来なかった。」とアンラッキーなボギー。
後半に入ると、朴と1組前でプレーする趙炳旻(チョビョンミン)が抜け出す。
優勝争いを演じていた趙は「優勝争いをしていることがわからなかった。トップは15アンダーぐらいまで伸ばしているものだと思っていましたから」どこか他人事のように感じていたという。
2016年「関西オープン」ではレギュラーツアー初参戦ながらも初優勝を挙げ、一気に注目を集めた趙。その後はなかなか思うような成績が出ない日々に「去年は自分のゴルフが上手く行かなかった1年でした。少しずつ自分のゴルフの調子を上げている状態なので、いつかはチャンスが来るものだと信じています。」と復活の狼煙をまさに揚げようとしている。
「今のゴルフからすると(優勝も)近づいてきてはいると思います。まずはレギュラーツアーに復帰したいですね。あとは自国の韓国ツアーでも初勝利を目指して頑張りたいです。」と今後の抱負を述べ、勝者の下へ駆け寄り互いの健闘を称えた。
表彰式が終わりメディアの前で行われた記者会見。
優勝した朴は「自分の中では優勝や賞金王というより、常に上位にいる選手でありたいと考えています。」と謙虚に話す。
勝因は何だったのかと尋ねられると「毎晩”赤から鍋”を食べました。一緒に行動している韓国人選手たちが辛い物が好きなので毎日通っていました(笑)」と最後はこの日一番の笑顔を見せて会見を終えた。
2016年「ISPSハンダグローバルカップ」でツアー1勝を挙げている朴。期待されるレギュラーツアー2勝目も近いかもしれない…。