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elite grips challenge 2019

P・カーミスが圧巻のバーディラッシュで逆転優勝!

追いかける立場のP・カーミスは強かった。首位とは5打差があったことが幸いし、全くのノープレッシャーで優勝をかっさらった。
今シーズンはツアーの「中日クラウンズ」と「ANAオープン」で3日目を終えてトップに立っていたものの、最終日は伸ばせず優勝を逃してきた。
「やはり追いかける立場と、追いかけられる立場では気持ち的にかなり違います。今日は本当にいいプレーができましたが、プレッシャーもなく何も考えずにプレーができたことが、結果的にこのスコアにつながったのだと思います」。

最終日は優勝スコアを10アンダーくらいだろうと予想していたカーミス。まさか自分がそのスコアを出せるとは思っていなかっただろうが、この日はティショットからパットまでほぼ完璧だったと振り返る。さらには8番ホールでピンに当たって真下に落ちるといったラッキーも加わり、10アンダーというビッグスコアにつながった。

最終日のカーミスはいわゆる裏街道の10番からのスタートでトップから2組目ということもあり、早々にホールアウト。後続の組でホールアウトしてくる選手たちはリーダーボードを見ながら「は?」「嘘でしょ?」という声を漏らしていた。ゴールデンバレーゴルフ倶楽部でのこのスコアはあり得ないと多くの選手が驚いていた。カーミスがマークした62はゴールデンバレーゴルフ倶楽部のプロフェッショナルのコースレコードを25年ぶりに塗り替える大記録となった。

カーミスの今後の目標は日本ツアーのシード権を獲得することだ。もちろんその中にはツアーでの優勝も含まれている。またギリシャ国籍を持つカーミスにとって、来年行われる東京オリンピックでギリシャ代表として出場することも視野に入っている。

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