Tournament article
東建ホームメイトカップ 2021
選手会便り×東建ホームメイトカップ「選手会長より2021年開幕のご挨拶」
選手会長に就任して初年度の昨年大会は、新型コロナウィルスの影響で中止となりました。2年ぶりの開催は、選手会長として初めて迎える“開幕戦”。
何もかもが例年どおりとはいきませんが、まずは開催していただけることに感謝の思いをこめて、年度はじめのご挨拶です。
「いつも男子ゴルフを応援していただきありがとうございます。選手会長の時松隆光(ときまつ・りゅこう)です。
いよいよ僕たちの20ー21シーズン再開初戦『東建ホームメイトカップ』が始まりますが、一般非公開での開催、また、前日水曜日のプロアマ戦もなく、残念ながら同日恒例の開幕セレモニーもありません。
毎年、開幕セレモニーではコース近くの多度大社のご神職による神楽が奉納され、そのあと選手会長が、スポンサーのみなさんや昨年の優勝者と一緒にお酒の樽を叩いて、シーズンの幕開けをお祝いしてきました。
とてもおごそかで、気の引き締まる瞬間で、僕も歴代の(池田)勇太さんや(石川)遼さんのように、みなさんとお揃いのはっぴを着て祝杯をあげるのを、とても楽しみにしていたのですが、まだまだ大変な状況の中で、こうして大会を開催していただけることに喜びと感謝を噛みしめながら、心静かに開幕の時を待っています。
選手会副会長や、理事のみなさんに支えていただきながら、就任2年目の春を迎えました。
いまだに不慣れなことばかりですが、13日の火曜日には会場で行われた選手会の理事会で、初めて議長を務めさせていただきました。
主な議題は昨年度の決算や今年度の予算案、チャリティー計画やファンプロジェクトについて。また、5月に開催を予定している僕たちの主催大会「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」や、14日から開設した「JGTO ProShop」の概要など合計8項目の報告と、4つの決議案に対して、理事のみなさんの承認をいただきました。
その採決を取るのも議長の大切な役目ですが、みなさんのご意見を伺いながら、議会を進行していくのは簡単なようでいて、決議を切り出すタイミングなどなかなかすんなりとはいかず…。
次の理事会にむけて、今は反省と課題で一杯ですが、午後3時から始まり3時間近くにも及んだ話し合いでは貴重な練習時間を割いて、参加してくださった理事のみなさんから貴重なご意見をたくさんお聞きすることができ、少しでもツアーを良くしたいというみなさんの強い思いも伝わってきました。
おかげで、”議長デビュー”もどうにか無事終えることができ、ご協力には本当に感謝するばかりです。
先週の松山さんの快挙には僕も、震えるほど感動しました。
日本中が喜びに沸いている今、僕らも松山さんに負けないように、頑張っていかなければと2021年の開幕を目前にして、改めて気が引き締まる思いです。
ツアーがコロナ以前の形に戻るには、まだまだ時間がかかると思いますし、誰もが納得していただけるような状況にはまだ程遠いですが、なんとか一丸となって、前に進んでいきたいと思います。
今年も引き続き、男子ゴルフへの温かいご声援とご支援を、何卒宜しくお願い致します」
ジャパンゴルフツアー選手会
会長 時松隆光