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ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ ツアートーナメント 2021

香妻×稲森+谷原 ホストプロが成果を持ち寄り能舞台を鑑賞

香妻×稲森+谷原。若手もベテランも、ホストプロたちが躍動©JGTOimages
コロナ禍で誕生した新規大会を、優勝では飾れなかったがホストプロが最終日を盛り上げた。

香妻陣一朗と、稲森佑貴が揃って2打差の2位タイで大会を終えた。

2人とも先週の「ZOZOチャンピオンシップ」からの会場入り。

稲森は、開幕前から日本開催で経験した米ツアーでの疲労を隠さなかったが、この日はスタートの1番で、右の深いバンカーから2メートルにつけたパーパットをしのいで「そこから流れがつかめた」と最終日にボギーなしの「63」を記録。

大会主催のISPSと所属契約を発表したのが昨年のちょうど今頃。
大事な1周年に、「上位争いが、最終日にやっとできたのが良かった」と、つとめを果たして安堵した。

香妻は今年5月に締結したISPSに加えて、4年前から開催コースを運営するPGMのサポート契約プロ。

1大会でいっぺんに2つもスポンサーを背負って出た最終日は「行くしかないという感じで。全ホールバーディ狙う感じでいった結果、8アンダーは良かった」と、香妻もまたボギーなしの「63」をマーク。

2番と6番で、どれも5メートル前後を決めて2度の連続バーディを重ねると、後半の11番から圧巻の3連続バーディ。

最後もバンカーから寄せた3メートルをきっちり沈めて入場無料の有観客試合で拍手を浴びた。

また、若い2人に負けじとベテランの谷原秀人は通算15アンダーの5位タイで新規のホスト試合を終了。

年々、増え続けるISPS契約選手の中でも、もっとも古い42歳は「ゴルフの感じはいいので秋の大会が楽しみ」と手応えを語り、「ありがとうございました」と、改めて主催者にお礼。

プレー後は若手を引き連れ、ゴルフ場初の能舞台で半田晴久・ISPS会長が華麗に舞う野外薪能(たきぎのう)に見入った。

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