ラジさんにしごかれまくってます
昨年1月の就任から丸2年。いよいよ、任期最後のトーナメントがやってきました。コロナ禍の選手会長こと時松隆光(ときまつ・りゅうこう)は、賞金ランキング23位で今年最後の最強選手決定戦に食い込みました。決戦前に、ちょこっと思いを語ります。
「みなさま、いつも男子ゴルフに温かな声援を送ってくださりまことにありがとうございます。ジャパンゴルフツアー選手会会長の時松隆光です。
長いようで短かった今季も、いよいよ今週の『ゴルフ日本シリーズJTカップ』で最終戦を迎えます。
先週も、先々週も不甲斐なく予選落ちをしながら、シーズンで一番活躍した30人しか出場できないこの大会に潜り込むことができたことは、我ながら奇跡みたいに感じています。
最終日の表彰式では今年も選手会長としてご挨拶させていただきますが、出場選手として臨めることを光栄に思います。
なんとか出場にこぎつけた今年最後の一戦は、選手会の副会長で、事務局長の池田勇太さんと、互いのエースキャディを今大会で限定”トレード”。
勇太さんのバッグを吉岡雅子さんが担ぎ、僕のバッグはラジさんことラジーフ・プラサドさんが担いでくださることになったのですが、練習ラウンドからラジさんにビシビシしごかれ早、お尻に火がついています。
前週に予選落ちをしておきながら、その直後に優勝…などと虫の良い良いことは言いにくいですが、ラジさんのお力もお借りして少しでも上位で終わり、今年最後の試合をしっかりと締めくくることができればと、切に願う気持ちです。
白熱の賞金レースはいよいよ今週で決着しますが、シード権争いのほうは先週の「カシオワールドオープン」で終了し、今季はなんと16人もの初シード選手が誕生しました。
今週もアマチュアの中島啓太さんを含めて、5人も初出場を果たし、新風を吹かせてくれます。
1日2000人限定とはなりますが、2年ぶりに有観客での開催が実現し、久しぶりにあの超絶に難しい最後の18番パー3がお客さんでいっぱいになると思うと一抹の恐怖と共に、今からとてもワクワクします。
常連の片山晋呉さんや、谷原秀人さん、宮里優作さんたちベテラン選手と合わせてフレッシュな顔ぶれにもぜひ、声援を贈っていただければ、僭越ながら選手会長としても、とても嬉しく思います」
ジャパンゴルフツアー選手会会長 時松隆光