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日本プロゴルフ選手権大会 2021

「当たり前のことなど何もない」恩人に届け! 杉山知靖が4アンダー

大切な人のために。いつも以上に頑張りたい今週です©JGTOimages
午前中は大雨のラウンドも、二度とない1日を、丁寧にプレーした。
プロ6年目の杉山知靖(すぎやま・ともやす)は、「自分に100点あげたい内容だった」。

天候に関わらず、常にできるだけホール分だけのグローブを携行しているそうだが、雨中のラウンドは、特に「1ホールで1枚を使うくらいに」。
手元も、滑り知らずで対策は万全に、ティショットはほとんどフェアウェイを外さず、2打目以降もグリーンを逃さず、「シビアなパーパットもしっかりしのげた」と、5バーディ、1ボギーの「67」をマーク。

4アンダーの好発進し、「明日も1打1打に集中したい」との言葉に気持ちがこもる。

大会前に、いつも体をみてくれるトレーナーさんのご家族が、大病で入院。
「当たり前の日常が、突然なくなってしまった、と話されていて。自分も、当たり前にゴルフをさせてもらっているけど、当たり前のことなど、何もない」と、痛感。

「毎日ゴルフが出来るというのは、実は特別なことなんだ」と気づかされた。
「今週は、トレーナーさんのためにプレーしたいと思っています」。
日本タイトル戦の会場から、精一杯の感謝とエールを伝える。

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