Tournament article
ISPS HANDA ヒーローになれ!チャレンジトーナメント 2021
大混戦の中、坂本雄介が単独首位発進!
「特別なにが良かったというわけじゃないんですけど、ここはグリーンがすごく仕上がっていて、本当に綺麗なので、ちゃんと打てれば入ってくれる。だから今日はちゃんと打てていたんじゃないかなと。でも、グリーンのコンディションが悪いと、打ち方が悪かったのか、ラインの読みが悪かったのかがわからなくなることがあるので、そういうストレスみたいなものがなかったので、気持ち良く打てたのかもしれません。外れたら自分のせいだって割り切れるので」。
坂本は先週の『PGM Challenge』の大会最終日にホールインワンを達成。気分良く今週の大会にのぞんだからこその結果かと思いきや、シーズンを通しての不安材料は今も持ったままとのこと。それはドライバーだ。
「今シーズンはドライバーがまだ決まっていないんです。どれも悪いわけじゃないんですけど、ちょっと自分の中で気持ち悪いミスが出ることがあって。そこか解消できれば、もう少し納得できるゴルフはできるのかなと思うんですが」。
ティショットに気持ち悪さを持ちながらもこのスコアを出してくるあたりは実力の高さを感じるが、一方でメンタルでの強さも身に付けていることがスコアを引き上げているのかもしれない。
ツアーを転戦する中で坂本は大先輩の平塚哲二や久保谷健一らと行動を共にしている。合宿などにも参加するとのことだが、そこには技術的な細かい指導はなく、気持ちの持ち方だったり、ゴルフへの向き合い方だったりのアドバイスが多いとのこと。坂本自身も意識はしていなくても、一緒に行動を共にすることで身についていることも多いのではないだろうか。
持ち前の勝負強さを混戦模様の今週の試合で発揮できるのか、明日からのプレーに注目したい。