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中日クラウンズ 2022

ジュンゴンがイメチェン

ジュニア期に、あまりのポーカーフェイスに「石仏」なるあだ名がついた。

でも、3年ぶりに戻った姿はその面影もなく、すれ違っても一瞬、誰か分からない。

 「そんなに…違うかな?」と、たちまち相好を崩して照れくさそうに浮かべた笑顔。

 

ああ、やっぱりジュンゴンだ!

 

日本で4勝を誇る韓国の黄重坤(ハンジュンゴン)が今季から、ツアーに復帰している。

 

「試合をしてなかったから、なかなかショートゲームが戻らなかった。パットが全部読めないし」と、初戦の「東建ホームメイトカップ」は48位とおとなしかったが中3週間で、韓国ツアーの開幕戦を挟んで再び戻った今週は、初日にボギーなしの65を記録。

 

難攻不落と言われる和合だが、初出場の2012年から日本を留守にするまで8年連続で出場し、18年に2位タイ、19年は3位タイ。

優勝に一歩まで行った。

 

「どこ行ったらダメとか。コースはよく分かっています」と、3年のブランクも問題なし。

 

2020年2月から兵役に就いたが、任務地を決める際の健康診断で若いのに高血圧を指摘され、体に負担のない税務署での勤務を言い渡された。

 

匍匐(ほふく)前進など過酷な訓練はなかったが、「窓口に来る方は、何か意見がある人ばかり。最初は戸惑いました」と、徐々に大人の対応ができるようになり、軍入隊者に比べて帰宅後に、少しでもクラブを握る時間が取れる環境も、よかった。

 

2021年11月に任務を終えると、ツアー復帰を目指して3月まで米国合宿。

カリフォルニアで徐々に体を慣らして戻ってきたジュンゴンは、あららすっかり見違えた。

 

パッと見誰か分からないのは、トレードマークの丸メガネがないせい。

「実は、以前から考えていたコンタクトにしたんです。メガネは雨や湿度が高いと曇って大変。今は快適です」。

大会2日目の金曜日は雨の予報も、視界良好で上昇できそうだ。


ジュンゴンですよ!

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