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Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2022

シード復帰に賭ける竹安俊也。ゴルフも育児も全力宣言

3季ぶりのシード復帰を目指すプロ9年目の竹安俊也(たけやす・しゅんや)が、通算9アンダーの6位タイで決勝ラウンドを迎える。



「向上心を出してパターを色々変えたのが良くなかった」と、先週から「元サヤ」に。

かつてのエースパターに戻した途端に8位タイフィニッシュ。

今週は、難解なコウライ芝でも引き続き威力を発揮。
好調をキープしている。


2015年のプロ転向時にQTに失敗。
逆境をバネにアジアンツアーに挑戦して経験を重ねるなど努力を重ね、2017年に初シードを果たしたが、2年で陥落した。

「体作りがおろそかだった。プロ意識が低かった」と、復活を期す今オフは東北福祉大の一つ先輩で、ファイター・ミツの異名を持つ田村光正(たむら・みつまさ)の合宿に、飛び込み参加。

「5時起きで、アップしてからコースを回り、トレーニングとケアをして、クタクタになって9時に寝る」というゴルフ漬けの日々を一緒に経験し「暇な時間がいっこもない。尊敬します」と、生き様を鏡に鍛錬を重ねた。


おかげで体も大きくなり、20ヤードも飛距離がアップ。
今週も、今まで越えなかったバンカーが越えられたり、2打目に持つ番手も上がり「ゴルフが楽になった」と、目に見える変化が楽しい。

「どんなに疲れても、育児も全力」という田村を見習い、「今までは、寝かしつける前に自分が先に寝ていた」とウダウダだったが、今年2歳になる長男の子育ても今は一生懸命。


最終日にもし最終組に入れたら、兵庫県宝塚市の実家から飛行機に乗り、初のパパ観戦に来てくれるそうだ。

わんぱく盛り。
「ティショットでパパ~ってうるさく騒いで走ってきそう。それが心配」と、でれでれしながら「スタート前に息子の顔が見られたら、絶対に元気が出る。来て欲しい」と、切実に「そのためにも大事な明日は一球入魂。最善の策を尽くして最終組に入りたい」と、首位を追う。

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