プロ3季目の岩﨑亜久竜(いわさき・あぐり)の出場が決まったのは、つい先週だ。
「きゅうきょ主催者推薦をいただけることになりました」と喜んだ。
未勝利だが2位2回を含むトップ10が8回。
現在賞金ランキング6位につけるが、今年の出場資格は、直近試合の10位内以外は昨年成績に準じるため、日照時間の短縮に伴い出場枠が狭まる秋のこの時期、ファイナルQTランクの資格で出る岩﨑には通常ではほぼ権利が巡ってこない。
「残り試合でなんとか初優勝したい」と、切望する岩﨑に手をさしのべていただいて「ますます頑張らないといけません」と、湯本開史キャディと気合いを入れた。
こちらは、欠場者の繰り上がりで開幕前日ギリギリに滑り込んだ2週前の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」は、日大先輩の星野陸也(ほしの・りくや)の並々ならぬ闘志に破れて今季2度目の2位に。
勝ちたい思いがますます募る。
次週からの3試合ともすでに出場資格を得ており、チャンスは今週を加えて残り4戦。
今大会は初出場だが、太平洋クラブ御殿場コースは、大学の合宿で回り慣れており、攻略法は頭にある。
また系列コースの江南コース(埼玉県)で行われた昨年のABEMAツアー「太平洋クラブチャレンジ」ではプレーオフに破れて2位惜敗。涙を呑んでいる。
「リベンジしたい」と、発奮材料には事欠かない。