賞金レースにとっても、1戦も気の緩まない戦いが続く。
1位の比嘉一貴(ひが・かずき、1億3914万1233円)を、3991万776円差で追う。2位の星野陸也(ほしの・りくや)は、本大会主催のスリクソン契約選手。 最新の賞金ランキング
「ホストプロとして、先週のリベンジしたい」と、気合いが入りまくっている。
ジュニア期から世話になる石川遼と、初の最終日最終組で争った先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」はプレーオフで敗退。
「いやーあの夜は悔しくて眠れなかったですし、今も悔しいですよ!」と、苦笑しながら「やっぱり、遼さんはカッコ良かった」と、今も兄貴分のゴルフにほれぼれだ。
「決めるところはしっかり決めて、17番(パー3)もあそこに乗せてくるかなーというところに打ってくる。さすが、凄いな」と、改めて驚嘆。
「前から一緒に優勝争いしたいねって言ってた遼さんとプレーオフまでやれて、結果負けましたけど、楽しかった」と、悔恨と充足が入り交じる余韻を噛みしめ、今週のホスト試合に挑む。
今大会は、27位タイにつけた2017年から昨年まで5年連続で出場し、予選落ちゼロ。
2018年には自己最高の5位タイにつけるなど相性は悪くない。でも、「優勝するためにはもう一歩、ずれている感じがはする」と、禍中感はまだ味わっていない。
背の高い松林に仕切られた難コースで今年も、海風の影響を受けにくい得意の「ローボール」を活用して木の下をかいくぐる作戦は継続しながら、「今は特にティショットの状態が良いので。今までよりは攻めてみようかな、と思っています」と、初のキング獲りを期して戦術変換も思案中。
海外遠征と、連戦の疲労から一時期、持病の首痛を発症したが、興和(コーワ)所属。
「バンテリンをたくさん塗らせてもらっているので今はむちゃくちゃ状態がいいです!」。
スポンサーにも恵まれて、リッキーが残り3戦突っ走る。