初日5アンダーの好発進した。
曇天模様のこの日は「気圧の関係か半番手くらい、想定以上に距離が飛ばない」と、最初距離感にも戸惑いインスタートの10番でボギーを先行させたが、次の11番で8アイアンの2打目を4メートル弱につけてバーディ。
「バウンスバックですぐ切り替えられたのがあとのバーディに続いたかな」と、快調にスコアを伸ばしていけた。
先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で石川遼にプレーオフで敗退。
「リベンジできたらいいな」と、言っていたとおりに初日からしっかり好位置につけた。
今週はスリクソン契約のホストプロ。
大事なスポンサー試合で「優勝できたらいいな」と、さっそく初日から思いも高まる。
過去にはウッズやケプカら、錚々たる強豪が駆けつけた伝統の一戦。
コロナ禍で一時休止していた海外選手の招待を再開した今年は4人が来日した。
同組になったチリのミト・ペレイラは、先月の日米「ZOZOチャンピオンシップ」でも一緒に回り、「僕の地元(茨城県)の県庁所在地も“ミト(水戸)”っていうんだよ」と、自己紹介して笑わせた仲。
年齢も1歳差と近いこともあり、「ミト」と親しみをこめて呼ぶなどすっかり打ち解け、今週も「また会えたねって。今日も2人で良い雰囲気で回れました」と、再会初日に仲良くスコアを伸ばして“ミト”と1差の2位タイにつけられた。
「普段以上に気合いが入る大会ですし、歴代優勝者も凄い選手たちばかり。ぜひそこに名前を載せたいな」と、負けられない。
賞金1位の比嘉一貴(ひが・かずき)を約3991万円差の2位で追う。
「賞金王は、年間を通して総合力トップの称号です。歴代の方々も凄い人たちがなっている」と、憧憬を口にし「自分もそこに名前を残せたらいいな、と本当に思いますね」とここから逆転の初戴冠にむけても気持ちが高ぶる。