8日の水曜日はプロと障がい者ゴルファーとの「プロアマトーナメント」と、特別支援学級に通う小中学生を招いてプロと一緒に楽しむ「スナッグゴルフ体験会」の二本立て。
時松は、世界障がい者ゴルフランキングの日本選手1位でPGAのティーチングプロ資格を持つ吉田隼人さんとプレー。
吉田さんは、20代のバイク事故で右太ももから下を無くされたそうだが、リハビリで27歳からゴルフを始め、今では2028年のロス五輪でパラゴルフの正式種目入りを目指す、第一人者のおひとりだ。
「飛距離も負けるし、アイアンも僕より一番手上で打たれることもあった。いやもう、僕が何もアドバイスする必要ないくらいにお上手で素晴らしかった。パワーをいただきました」と、感嘆した。
9日からの本戦でも、大会では車いす用の観戦エリアを設けるなど障がいの有無にかかわらず、どなたにもゴルフを楽しんでいただけるような運営が尽くされる。
その中で、選手たちが全力プレーで魅せるのはもちろんだ。
「いま、男子ゴルフは層が変わって、親しみ深い選手が増えていると感じる。この大会をきっかけに、さらにファンを増やして、次のステップを踏むきっかけにしていただければいいなと思います」と、麻生・理事長も期待を寄せる。
「僕ら選手が新たに大会を開催してくださった主催者のみなさまをがっかりさせないように。いま、男子ゴルフは非常にレベルが高いので、選手のみなさんも結果で返してくれると思う。大成功で終われるように、僕もできることがあればなんでもやらせていただきたいと思います」と、時松も並々ならぬ決意を見せる。
主催者と、選手会の思いが詰まった新規トーナメントがまもなく幕を開ける。