「明日、追い詰めるよ」と、桂川に伝えたのは2打差の6位につけた前日3日目。
終盤3ホールで有限実行はできた。
17番で連続バーディを奪って一度は桂川を捉えた。
逆転勝利を狙って入った18番は、手前からのバーディチャンス。「決めたかった」。とどめのパットを逃した。
通算23アンダーで上がると同時にリーダーボードが変わった。
17番でバーディを奪い返した桂川をまた1差がついていた。
これで国内初戦の3位に続いて今度は2週連続で2位。通算6勝目を逃して「悔しい気持ちはあるけど、勝つのは簡単じゃない」と言い聞かす。
「優勝することはすごく大事ですけど、その中でも常に上位にいる、上位で戦う確率を上げていくことも大事」。
改造中のスイングについても「この位置にいられるというのは良い方向に向けていること」と、手応えのある2位に前を向く。
自宅からもすぐの地元茨城県の開催で、「声援もたくさんもらって、本当に力になりました」と、大ギャラリーに感謝し、「今週はホストプロなので。勝てて本当に良かった。先輩としておめでとうと言いたいです」。
幾度となく、桂川への祝辞を繰り返していた。