今大会主催の「株式会社平和」と、2017年からスポンサー契約を結ぶホストプロ。
「でも、昨日までの3日は思うようなゴルフができなかった」と、忸怩たる思いを最後にちょっぴり晴らして、恩人らに改めて、頭を下げて歩いた。
2019年をいったん区切りに、コロナ禍で開催を見合わせていた主催者が、きゅうきょ3年ぶりの復活を宣言したのはこの夏。
大会まで3ヶ月と、準備期間もほとんどない状況で異例の開催決定だった。
開幕前日に行われたプロアマ戦後の表彰式でJGTO会長の青木功は、主催者の恩情に感謝するあまりに壇上の挨拶で、男泣きをしたという。
「グっと来るものがあった」と、池田の思いも急加速。
自身も選手会長(2013年ー15年)や、コロナ禍に選手会事務局長として奔走した経験から「トーナメントをひとつ開催していただくのがどれほど大変なことか」と、ご厚意を噛みしめながらプレー。
ホストVには届かなかったが、3日目の42位タイから15位タイへと日曜日の上昇を、恩人に報告できたことは満足だ。
顎偏位症の治療のための矯正器具を口内に装着して2戦目。
夏場に苦しんだ体中の痛みは激減したが「ただ、口の中に異物があるわけだから。一方で、ゴルフに対してどうかと言われると、すごく難しいところではある」と、体の治療と結果の両立に関する葛藤を吐露。
「主治医の考え方もあるので、都度相談をしていきながら…」。
2019年以来のツアー通算22勝目へ。
大事なホスト試合を契機に、今季中の成果を求める。