「最終日はパターが大事だと思っている」という要のグリーン上でもたついた。
「短いのも外して雰囲気が上がらない」。
首位で並んで出たハタチの長野泰雅(ながの・たいが)も、2打差の小木曽喬(おぎそ・たかし)も、最終組もろとも、序盤でつまづき重い空気が続いた。
チャンスに恵まれないままやっと挽回のバーディも13番では遅すぎた。
8年ぶりの2勝目を挙げた8月の「Sansan KBCオーガスタ」は、初日14位スタートだった。
「ワイヤートゥワイヤーはしたことがない。ゴルフ人生でなかなかできないこと」と、本大会は初日から首位を走り続けて完全Vを狙ったが、迎えた最後18番はすでに3打差ついていて、なすすべもなく終戦。
「でも、とりあえず最後まで頑張って、2位で終えれて良かった」と笑顔でサイン対応。
「また準備して練習して、頑張るしかない。チャンスあったらまた優勝できるように頑張ります」と、熱心なファンの前で引き続き健闘を誓った。