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東建ホームメイトカップ 2023

開幕初日に歴代賞金王の意地。今平周吾が首位タイ

今平周吾(いまひら・しゅうご)金谷拓実(かなや・たくみ)の2人が2023年の始まりを飾った。

歴代賞金王(18、19年)の今平は、最後18番のリーダーボードで静かに心を燃やした。


その時点で、1差トップにいた金谷もちょうど隣の9番で最終ホールを迎えていた。

今年2月のアジアンツアーで海外初制覇を達成するなど、「海外でも活躍できる選手」と、今平が高評価する一人である。
「やっぱり、力あるな」と改めて、一目置くと同時に自身も右手前から、10メートルのバーディトライに気合いが入った。

「負けられない」とねじ込み、観客の歓声をさらう8バーディ1ボギーの「64」。
スコアを並べて共に首位発進した。



今年31歳。
若手の台頭が一気に加速した昨季、2勝で対抗したが、突如らしくない大叩きをするなど、安定感を欠いて賞金ランキングは12位に終わった。

「クラブとのマッチングや、トレーニングで体のバランスを崩したとかもあったのかな」と首をひねるが「それも良い経験」と、今オフの調整にしっかりと生かしてこられた。


「年間3勝」を掲げて戻った今季はかつて2年連続賞金王を担いだ柏木キャディと再タッグ。
「僕のことを分かってくれているし、やっぱり、やりやすさがある」と、開幕から戴冠時の雰囲気でやれるのも心強い。


信頼のパス


金谷のほか、初日3打差の8位タイと、好発進した久常涼(ひさつね・りょう)も、推しプロのひとりだ。

「彼も、すごくいい選手で注目してます。海外でも活躍できる選手が増えてきて、今年の男子ツアーはもっと面白くなる」と、断言。

「自分も、もっと頑張らないと」。
その中で、自ら主役を張るつもりで満々だ。

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