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ANAオープンゴルフトーナメント 2023

今平周吾は「経験値で対抗」2日目の計33ホールで暫定トップに

2018、2019年の賞金王は長い1日を、ひとまず暫定トップで戦い終えた。

今平周吾(いまひら・しゅうご)は初日の降雨で、ほとんど残した第1ラウンドと合わせてこの日は33ホールをこなした。



今年30歳。
「疲れましたね」と、一応は苦笑いで吐きだしたが実際は、この夏も実家近くの階段ダッシュで鍛えた下半身は、びくともしない。

「意外と、体力的にもまだ大丈夫」と、いつもの涼しい顔で上がった。


「いまの男子ゴルフは本当に若い選手が多くて。レベルも高い。飛距離では、追いつかない」と、潔く降参しながら「刺激になります。自分は、なんとかアプローチとパットを駆使して経験値で対抗したい」と、静かに燃える。


本大会は、2013年の初出場から、昨年まで7回出てトップ10は2016年の4位と、2017年の2位タイと、2019年の9位とで3回。

「相性がいい・・・という感覚は自分の中ではないのですが。上がってみればけっこういいな、という感じが多くて」と、3アンダーの「69」でまとめた2日がかりの第1ラウンドに続いて、第2ラウンドではボギーなしの7バーディを記録。

通算10アンダーで上がってみれば、暫定2位とは2打差がついた。


2017年は、池田勇太にプレーオフで敗れた末の2位タイだった。
また昨年大会は、池田に3差の2位から出て最終日に「74」。
12位タイに終わっている。


「どちらかというと、輪厚は悔しい記憶が多い」と、振り返る。

「だから、ここでリベンジしたい気持ちはちょっとあります」。


今年は開幕戦「東建ホームメイトカップ」で通算8勝目を挙げたあと、「途中、ショットが悪くなり・・・」と、足踏みしたが9月を過ぎて調子が戻りつつあり、「そろそろ、優勝したいな・・・」。
ぽつりと気合いをこめた。

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