次第に視界がせばまる中で、あがり3ホールは16、17番できわどいパーセーブを続けて、中断間際に18番パー5に入った。
「セカンドからグリーンは見えなかったですけど打ちました」と、視界不良のボールは左に飛び出した。
とっさに「フォア!」の大声が出たが、何事もなく左のバンカーに着弾。
そこから約50センチにくっつけた。
凍える手に息を吹きかけ、バーディで締めくくれたのは大きい。
前半は、3つボギーが先行するなど苦しい展開が続いた。
「焦りはありましたが最後まで諦めずにプレーができた」と、踏みとどまれた。
現状では首位と7打差。
「明日以降も伸びる展開ではない。その中で明日、伸ばすことができればチャンスはある」と、2週連続優勝も諦めない。
なお、暫定トップはそれぞれホールを残している幡地隆寛と、今平周吾と吉田泰基の3人。
昨年覇者の石川遼も通算1オーバーの暫定35位タイで、13番ホールを終えたところで、翌11日の7時15分からプレーを再開する。