真っ白なセーターの下は、先週Vの勝負服と同じ、赤のウェアに気合いをこめた。
最終ホールは、グリーン周りで名物のウォーターショットを披露。靴のまま浅瀬に浸かって水面を叩いた瞬間、派手な水しぶきを浴びてびしょ濡れになったが、ボールは無事脱出。
長いバーディトライは決まらなかったが、しっかりパーで締めくくり、最後は大ギャラリーの喝采も浴びた。
この日は11番で、ダブルボギーも打ったが今週最多の5バーディで補い、今週自己ベストの68を記録し、20位タイフィニッシュ。
先週優勝からの賞金1位を守って、来月に行われる米二部コーンフェリー・ツアーの出場資格をかけた最終ステージの挑戦権をゲット。
「行ける可能性が高いので、もちろん挑戦したいですし、行けることがすごいことではない。そこでしっかりいいパフォーマンスを出せるように。最後まで気を抜かずにやり抜きたい」と、今から意気込む。
出場権争いはひとまず決着がついたが、賞金2位の金谷拓実(かなや・たくみ)は大会3位タイで健闘。
賞金レースはまだまだ続く。
「金谷さんは競っていて一番楽しい相手ですし、一番勝ちたい選手でもある。最後までいい勝負をして、勝ちたいな、と思います」と、気持を引き締めなおした。