最後9番はそばの薬丸キャディも驚くスピン止め。
左ラフから80ヤードの2打目は、ピン右1メートルにきゅきゅっと止まった。
「出球はひやっとしましたけど。上手くフェースに食いついて、なおかつしっかり止まってくれた」と、技ありのバーディ締め。
和合のグリーンは今年も日に日に難易度を上げるが「先週のほうが、断然硬い」。
先週の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」は最終日を2打差4位で出ながら、欧州ツアー仕様のセッティングに手こずり「75」を叩いて23位に転落した。
同大会3日目まで続けた連続60台記録も途切らせたが、同組のハーバートの優勝をそばで見届け、「勝つためにはどのようなショットやスコアが必要か」と、肌身で体感できたのは大きかった。
どんなに打ちのめされても、難コースのゴルフは嫌いではない。
ここ和合も「プレーしていてすごく面白い。駆り立てられるコース」と、2017年から5大会連続で出場して、トップ10が19年の5位と22年の7位の2度。
「今年こそ優勝したい」と、クラウンズカラーで揃えた青パンツに思いがこもる。
昨年賞金2位の資格で欧州ツアーの資格を持ち、今大会後にまたしばく旅に出る予定だが、「日本でも毎年優勝するという目標がある。勝って行きたい」。
2018年から続けるシーズン連続7勝目も和合で決める。