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南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント 2023

改めて祝ABEMA賞金王。生源寺龍憲が秋田でV副賞のお米を寄贈。24年もサキホコレ

“賞金王”として、さっそくつとめに励んできた。



4日に、都内のANAインターコンチネンタルホテル東京でJGTO会長の青木功から顕彰を受けたあと、その足で東北、秋田へ。

プロ3季目の生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)が、ABEMAツアー「ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山」で初Vを飾ってすぐ連勝した同ツアー「南秋田カントリークラブみちのくチャレンジ」でいただいた副賞のお米「サキホコレ」を秋田市内の児童養護施設「聖園天使園」と「感恩講児童保育院」にそれぞれ寄贈した。



貢献活動は、初体験だ。
2020年のプロ転向から「何か出来ることはないか、ずっと考えていた」という。
「優勝したことで、良いきっかけをいただいた。お米はやはり地元の子どもたちにお米を食べて欲しい」と、5日に両施設を訪問してきた。


寄贈式後は、初心者用具のスナッグゴルフで子どもたちとの触れあいの時間も作った。

「一緒にパターゲームをして、きらきらした笑顔、喜ぶ姿を直接見ることができて楽しかったですし、パワーをもらいました。来てよかったと思いました」と、噛みしめた。



レギュラーツアーでは中島啓太(なかじま・けいた)が最終戦を待たずに賞金王を決定づけたが、生源寺もまた、ABEMAツアーのシーズン最終戦「ディライトワークス JGTO ファイナル」の直近「石川遼 everyone PROJECT Challenge」終了時に戴冠し、同週開催のレギュラーツアー「ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント」の会場で、“賞金王”確定の吉報を受けた。


次の目標にしていたABEMAツアーでの年間3勝と、レギュラーツアーでの賞金シード入りには届かなかったが、12試合に出て賞金ランキングは71位。

もう一歩に迫る勢いを見せ、「今までテレビでしか見られなかった難しいコースを回れたり、現場に行かないと分からなかった経験もできた。非常にステップアップできた1年でした」と、充実していた。



山口県山陽小野田市出身で、10歳からゴルフを始め、岡山県の作陽高校では渋野日向子さんと同級生。

共に部活に励んだチームメイトの「ゲンジ」と「ヒナコ」は、今も互いの活躍時には必ず連絡を取り合い、称え合う仲である。

渋野さんが全英女子オープンを制した2019年は、生源寺が京都の同志社大学在学中に、ちょうどプロ入りを決意した頃。

「負けないように」と、誓ったあの日を改めて思い出す。


また、20ー21年のABEMAツアー賞金王で、5つ後輩の久常涼(ひさつね・りょう)とは学年はかぶっていないが、「彼の小学校時代から、同じ練習場で練習していて、その頃から他の子と違うものを持っていた」と、プロ入り後の活躍も、想像するのは容易だったが、今年の欧州・DPワールドツアーでの初優勝⇒PGAツアー昇格と破竹の勢いは、刺激でしかない 


「どんどん上のステージに挑戦していく姿勢は見習いたい」とこのオフ、自身もアジアンツアーの出場権をかけた予選会に挑戦する。

「ぜひ権利を獲って、来年はアジアと、日本でシード権を獲りたい」。

「ヒナコ」や「リョウ」の世界進出を励みに「ゲンジ」も近い未来の夢を見る。


今季のABEMAツアーとの掛け持ち連戦では「体力面もそうですが、4日間の組み立てが重要になる。自分の弱いところが見えたりしたので、来年はそこを重点的に」と、課題を掲げる。


「自分の強みはティショットとアイアンの精度とショートパットを決めきるところ」。

JGTOスタッフ内では、「生源寺語録」なるものが存在し、強気の発言で自身を鼓舞する様子をみな、頼もしく見ている。


4日の「ジャパンゴルフツアー表彰式」の当日に、CS放送スカイAスポーツチャンネルで12月30日の20時から放送予定の特番用の取材を受け、自らの激動のこの1年に「アグレッシブ賞」を自己進呈し、今年の自身を表す漢字も「攻」の一文字を掲げて「来年も攻めていきます」。

2024年も攻めの一手でサキホコレ。


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