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ハナ銀行 インビテーショナル 2023

時松隆光が韓日大会で“イム・ロス”再燃「遠いところへ行っちゃった」げんちゃんもファイティ~ン!

思い入れの韓・日共同開催で、懸命のカムバックだ。

プロ12年目の時松隆光(ときまつ・りゅうこう)が、3日目に渾身の67。


第2のイムくんはどこかな?


初日4アンダーの12位タイで出ながら2日目に「74」と崩れて58位と薄氷の予選通過から、なんとかまた14位タイまで戻ってきたが、「もっと伸ばせたというよりは、これが限界・・・」と、ため息が出た。


「持ち球のフェードがかかりきらない」と、ショットに苦しんでおり、「寄せワンでしのいで、なんとか粘りよくできただけ」とこの日も2打目をバンカーに入れた最終ホールで、3メートルを祈る思いでパーセーブ。

「最近はずっとあんな感じです。だいぶ慣れてきましたけど、もっと上に行くにはあれをバーディにするしかない」と、懸命の調整を続けている。


お母さんが韓流ファンで、自宅に帰ればよく韓国ドラマがついている。

「勝手に耳に入ってくるので。韓国語も覚えましたよ。ヨボセヨ~(もしもし~)」と近頃、何かと韓国びいき。


辛いものは苦手だそうだが、コースの海鮮チゲはマイルドでイケると聞き「挑戦してみます」と、より親しむ。


今週の韓・日初の共同開催試合で懐かしむのは「イムくん」の笑顔。

現在、米ツアーで活躍する韓国の任成宰(イム・ソンジェ)は、2018年の米下部ツアーの賞金王から這い上がり、現在米2勝に至る前に日本ツアーでプレーしており、なぜか同組になる機会が多かった。


「雰囲気とかスイングも僕と似ていると言われていて」と、親近感を抱いていたのが「今は遠いところへ行っちゃいました・・・」。


げんちゃんの“イム・ロス”再燃。

でもすでに、イムに続く新鋭が、韓国でも次々と台頭している。
「アメリカでバリバリと戦う子たちがここからまた出てくると思うし、その中で一緒に戦わせてもらえることで、僕らにも新たな発見がある」。

最終日も第二の「イムくん」を探しながら、げんちゃんも懸命に上昇を目指す。

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