4週連続V争いによる、日本勢として最年少の2週連続優勝を狙った中島啓太(なかじま・けいた)は悔しい2位。
1差を追って入ったパー5の最終18番は、「最後のセカンドショットがスゴく腹立たしい」と、言った。
「もうちょっと、いつものスイングで打てていたら、ドローがかかってチャンスについていた」。
悔恨の1打は、奥からの長いイーグルトライが残り、「入れないと追いつけない。手前に止まることだけは避けたい」と、ナイストライもカップを通過。バーディ締めが精一杯だった。
「出し切った感と、スゴく勝ちたかったので悔しかったのと・・・」。
思いが入り交じる。
トップタイで出たこの日は3番で、第1打を左の木の根元に落としてボギーが先行。でも「焦らず、そのあとバーディが獲れた」と、6番の2連続で盛り返し、最後まで食いついた。
4週連続の最終日最終組は、「頭も体もいっぱいいっぱい。自分でも分かるくらい、体が動いていない。ぼろぼろの状態でプレーして、ショットが荒れていた」と、自覚しながら最後まで期待を持たせる渾身プレー。
「惜しいところまで戻ってこられたのは良かったですが、勝ちたかったです」と、吐きだした。