この日、午後からコースに出た時には、すでに通算13アンダーで終えていた佐藤大平(さとう・たいへい)と8打差もあった。
「自分も伸ばして置いていかれないように。4打差くらいにはいたいな」とのめやすでスタートし、上がりの2連続など6バーディの「67」。
「きょうはスゴく良い流れでできた」と、するりと2打差の2位に詰め寄った。
予選ラウンドの好カードにも引っ張られた。
スコアボード係のボランティアさんに言われて気が付いたのはプレー後。
「きょうは3人ともボギーを打っていない」。
韓国のスンス・ハン、今平周吾と揃ってボギーなしを記録。
「チームでスコアを伸ばせたのもよかった」と、同伴者に感謝。
特に、同じ埼玉出身の今平とはプロ入り後、初の同組だった。
「凄くテンポがよくて、切り替えも早く、リズムがよい。悪くても崩れない」と、学ぶことだらけ。
「ショートゲームで2、3個いいな、と思ったこともありますので。練習して取り入れようと」。
18、19年賞金王のゴルフをいまこの時期に目に焼き付けられたのも大きい。
3日目の最終組に飛び込み、先月末の「ミズノオープン」から数えてこれで、4週連続のV争いに突入した。
うち、プレーオフで1勝1敗。
また過酷な日本タイトル戦で2差敗退。
でも、中島の背筋が折れる気配はない。
むしろ「しないと逆にゆるゆるで、余計に疲れてキレが出ない」と、朝夜のトレーニングも手を抜かず、近くに行きつけの24時間フィットネスが見あたらない今週は、宿の部屋がジム代わりだ。
午後スタートのこの日はちょうど全米オープンの開幕初日と時間も重なり「PGAのアプリで松山さん組の密着ライブをやっていたので。ずっと見ながら」ケアも合わせて70分。
たっぷり体をいじめてからコースに来た。
「トレーナーさんのおかげで何不自由なくできています」といつもの低音ボイスも伸びやかだ。