Tournament article

ダンロップフェニックストーナメント 2024

大会レコード更新も目前。マックス・マクグリービーが優勝に王手をかけた。

1位もポーカーフェイスも守りぬいた。

 

招待外国人選手でアメリカ出身のマックス・マクグリービーが、第3ラウンドもボギーフリーのラウンドでトータル20アンダーまで伸ばし、堂々の首位で最終日を迎える。

 

好スコアの要因として1番に挙げてきたパット。実は今週少し調整を加えたという。

「練習をしていて少しアップライトに感じたので、水曜日に1度だけフラットにしてもらいました」。

この微調整が今週ピタッとはまった。ボールのラインとパターのラインがよく合ってくれるといい、長いパットがいくつも入った。


 


一方でショットはまだまだ本調子ではないようだ。

「今日はドライバーの調子はあまりよくなかったけど、スイングの調子が悪いわけではないのでいい流れができているのかな。2、3個苦手なティーショットがあるのでそこを攻略できればもっとよくプレーできるかなと」と本人は話すが、ボギーはたたかない。

”よりいいプレー”が最終日で見ることができるのか楽しみではあるが、最早こわいまである。

 

3日目に崩れなかったのはスコアだけではない。

2022年に比嘉一貴、2016年にB・ケプカがたたき出した72ホール大会最多アンダーパー記録「21アンダー」更新まであと2つ。

記録更新を目の前にしても「これまでと同じことを続けるだけです。ボギーフリーで回ることを意識して、パットも同じ感じでうっていければと思います」と、どんなときでも冷静沈着だ。

 

きょう第3ラウンドは松山英樹と同組。

「日本で英樹とまわることができたことは光栄で、夢がかなったような気持ちです」と、やはり松山は日本のみならず世界のスター。

トップを走るマクグリービーも1番のティーショット前は少し緊張したようだが「彼もとてもフレンドリーで、会話をしながらまわることができました」と世界トップクラスのゴルファーとのひと時を楽しむことができたようだ。


 

「明日も一緒にまわることができれば楽しみながらプレーしたいと思います」。

 

あすは最終組で優勝をかけた真剣勝負だ。

関連記事