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エリートグリップチャレンジ 2024

苦労人の山﨑帆久登がドキドキの初予選通過!明日は緊張の優勝争いが待っている!

今季はレギュラーツアーで2試合、ABEMAツアーで5試合に出場している山﨑帆久登だが予選通過はゼロ。そんな成績が嘘のようなゴルフを展開し、この日は8バーディ、1ボギーの7アンダー65マーク。通算10アンダーの首位と2打差の単独2位だ。

「昨日も含めてショットはいい感じなんですが、今日は後半になるにつれて順位も気になり始めて。曲げたホールでボールが出てきたり、同伴競技者に恵まれたり、そういう運にも助けられたラウンドでした」。

 

2日目で順位を気にしてプレッシャーを感じるのはいささか早すぎるように感じるが、それもそのはずで山崎はプロになってツアー競技で予選通過を果たした経験がない。

「最終ホールに来たときに自分の順位はわかっていましたし、予選通過できちゃうかなぁと思っていました。そうしたら、グリーン周りにはギャラリーの方もいたのでふわふわした感じで、最後のバーディパットは決めたかったんですが、フェースがマン開きで外しちゃいました(笑)」。

 

山崎は現在35歳。30歳でプロテストに合格し、それまでは地元の神奈川のゴルフ場で研修生をしてきた苦労人だ。名前は帆久登と書いて「ほくと」と呼ぶ。「帆」の字には湘南生まれ、湘南育ちの両親が海にちなんだ文字を選んだという由来があり、上に登り続けることを望んで名付けられた。

明日は、その頂点を目指す戦いが待っている。初予選通過から一気に優勝まで突っ走れるかどうか。明日の最終日は自分との戦いになりそうだ。


 

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