舞台となる下関ゴールデンゴルフクラブは昨年に続き2年連続での開催。帝王ジャック・ニクラウスが手がけたアメリカンコースが選手たちを迎え討つ。今どきの選手にとっては7,034ヤードの飛距離的にはそれほど長くはないものの、グリーンのアンジュレーションが強く、多くの選手はパッティングが鍵になると口にする。
ただ、もちろんパットが決まらなければ何も始まらないわけだが、昨年の優勝スコアの23アンダーを考えると、いかにショットでピンと同じ面に乗せられるかが重要。そう考えるとショットの成否がスコアを大きく左右することが予想できる。
そんなコースを「自分に合っている」と話すのは12月2日の本日、プロ転向届を提出したばかりの丸尾怜央だ。現在、日章学園高校(宮崎県)の3年生で来春卒業予定とのこと。
「サードQTでは緊張感があったんですが、今日の練習ラウンドでは楽しく回れたのでリラックスしたいい状態で明日を迎えられそうです。去年の優勝スコアが23アンダーなので毎日5アンダーを目指してやりたいと思います」。
丸尾はかなり前から高校を卒業したらプロ転向することを決めていたとのことで、大学への進学は1%も頭になかったと言う。大学でゴルフをするなら、いち早くプロの舞台で経験値を積む方がいいと考えていた。だから、今回のQTも仮にセカンドで落ちてもプロ転向すると決めていたとのことだ。
今季はアマチュアとしてレギュラーツアーに3試合出場しており、全てで予選を突破。実力は誰もが認めるところ。そんな丸尾のプロとして第一歩がいよいよ始まる。