Tournament article
東海クラシック 1999
「入るか入らないか、という距離のほうがうまく打てました」首位の倉本昌弘
「きょうはけっこう、1メートル前後の距離のパットをはずしてましたね。入れて当然という距離は怖くて、『入れたい』と思うあまりに、かえって入らない。
逆に、1番ミドルでも7メートルのが入ったんですが、5,6メートル以上の、入るか入らないか、という距離のほうが『とにかく2パットで行ければいいんだ、そのへんに打っとけば大丈夫』って、思えるから気持ちよく転がして打てるんだと思います。
ゴルフの内容自体はそれほどよくないんですが、5、6メートルという(第2打で)一番グリーンに乗りやすい距離のパットが入れられてるから、このスコアが出たんでしょう。入っていなければ、3アンダーくらいのゴルフだったと思いますよ。
初日でこの位置。若い頃なら、『まだ初日ですよ、そんなのわかりませんよ』といってるところですが、今の自分の年齢(44歳)、今の自分のゴルフの調子、を考えると、きょうのこの位置(首位)は、最大限の力を発揮できたと、素直に喜べる。
明日以降も、自分のできる最大限のことをしていくだけです」
倉本は、最終9番ホールで残り148ヤードの第2打を8番アイアンでピン横1 メートルにつけ、バーディで締めくくった。