Tournament article
GeorgiaKSBオープン 1999
通算13アンダーで首位キープ、金子柱憲
最悪の出足に、「だめだこりゃ、と思った」と金子。
でも、8番ミドル、残り10メートルのグリーン奥からのチップインバーディが息を吹き返えすきっかけになった。
後半。
午後から吹き出した風速6メートルを越す北風にスコアが伸び悩む中、ひとり気を吐いた。
14番ミドルでは、雨でぬかるんだライから7番アイアンで鮮やかに乗せてOKバーディ。
17番ショートでは、5番アイアンではピンにガシャンと当てる、あわやホールインワンの、快心の1打でさらに伸ばして迎えた最終18番。
「狙えないこともないけど、まだ3日目。右からすごいアゲンストの風だったしきょうで勝負がつくわけじゃないから」
と、残り220ヤードの第2打を刻んで、4メートルに3オン。
これを確実に沈めてバーディで締めくくった。
通算13アンダーで首位キープ。
「前半は、3日分のボギーを出しちゃったけど(2日目まではノーボギー)、きょうは風が強いし、コースがほんとうにタフだったからね。
その中でも、だんだんショットがよくなってきたから、明日の楽しみが出来たって感じかな。
とにかく、勝つこと以外なんにも考えずにやるよ」と、最終ラウンドへ向け、闘志を燃やしていた。