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日本プロゴルフ選手権大会 1999

大会初日

その言葉がもっとも如実にあらわれたのが2番、18番ホールだろう。
 2番は、200ヤードと距離の長いショートホール。この日のピンポジションは、左エッジから6ヤード、手前から20ヤードとグリーン比較的グリーン際に切られ、しかもマウンドの頂上。選手らはワンオンだけでなく、1パットでいける位置に落とすのにもてこずり、このホールでバーディを奪ったのは、倉本昌弘、芹澤信雄、横田真一の3人だけ。ホール別難易度は堂々、1位に輝いた。
 18番、442ヤードのミドルホールに限っては、バーディを奪った選手はなんと0。 ここも左エッジ32.5ヤード、手前から28ヤードのコブの上で2オンが難しく、3パット、4パットした選手も続出した。難易度2位。

 3バーディ、1ボギーの70。2アンダーで2位タイにつけた尾崎直道。
「練習ラウンドから、このコースは、どこにピンが切られても、難しいってわかっていたから、ボギーをなるべく少なくしてプレーしようと思っていたよ。最終9番(この日インスタート)でたたいちゃった(セカンドセミラフから8番アイアンで打ってショート)けど、きょうはボギーはそれだけ。上出来だね。
 (6年前から参加している)米ツアーでは、エッジから4ヤードのところにカップを切ってるのなんて、当たり前。1ラウンドに9ホールくらいはあるからね。普通だと思うよ。
 ただ、今回の場合、グリーンのコブが気になるね。お山みたいのが難しい。あえてグリーンをはずして、アプローチでコブを避けて攻めたほうがいいホールもたくさんある。きょうは寄せワンで入れたのもけっこうあったね。優勝争いといった、プレッシャーのかかる場面では、このアンジュレーションは、普段の倍難しく感じると思う。
 4日間、シリアスになりすぎないよう、軽い気持ちでやりたいよ」。

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