「今、人生で一番大事なとき」

　「今年の、僕の残り出場試合は、来月米ツアーの予選会を受けることもあって、3 つ。
　これに、すべて勝つくらいの気持ちで行きたい。最終的に、獲得賞金を1億8000万円くらいにしておかないと、賞金王は無理だと思っているし、そういう意味でもこの大会は僕にとって非常に大事。来年、またこんな位置にいられる保障はないですしね。今年、行けるところまで上りつめておきたい。
　今、僕は人生で一番大切なときを迎えているんです。

　新しく変わったこのコースですけど、昨日イン9ホールをまわり、今日のプロアマはアウトスタートで4ホール行った時点で中止になったので、残りのアウトを歩いてまわって、一応、18ホール見てみた感じだと、僕好みのレイアウトだと思う。
　ティショットで刻まなくてはいけないホールが多く、いかにいいポジションに置いてバーディを量産できるか。風が出るとかなり難しく、またグリーンのアンジュレーションもきついけれど、僕は、こういうコースのほうが、狙いがつけやすいんです。
　明日から、かなり楽しくまわれそうです。

　体調は、やはり連戦が続いているから、集中力がちょっと…。良い緊張感は持続できているんですけど…でも、疲れたなんて、言ってられない。
　今日はこれからちょっとストレッチしてホテルに帰ってゆっくりして、明日までには、グッドコンディションにしておこうと思います」

• 谷口 徹