Tournament article
NST新潟オープンゴルフ選手権競技 2000
「試合に出られない―、自分でそう感じたときはゴルフをやめるときだと思っている」
「とにかく、勝ちたい。そんな気持ちでモヤモヤしながら試合を休んでもしょうがないから」と、東聡は、今季これまでツアー“無欠勤”。95年以来のVに執念を燃やしている。
連戦にも、まったく疲れた素振りも見せず、「もう試合に出られない、と感じたとき、それは僕がゴルフをやめるとき。それくらいの気持ちでやってる。出られる限りは出続けたい。必要もないのに、休むつもりもない。よっぽど何かない限りはね」と、常に勝負の世界に身を置くこと身上としている。
この日は、前半の18番で211ヤードの第2打を3番アイアンでピン3メートルにつけてイーグルを奪うなど、4アンダーまでスコアを伸ばしたが、8番でフェアウェーからの第2打をグリーンオーバーしてボギー。「今日は4か5アンダーくらいまで伸ばせれば、と思っていたからね…」と、一瞬肩を落としたが、「まだ初日、あまり早いうちからガツガツせずにね…」と気を取りなおし、2日目以降の巻き返しを睨んでいた。