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NST新潟オープンゴルフ選手権競技 2000
大会みどころ
「NST新潟オープンは、今年で23回目。長い歴史を持つ大会です。県内はもちろん全国のゴルフファンには、すっかりおなじみとなりました。
本戦前には本大会の出場予選会にあたる『NGAオープン』を開催し、そこから勝ちあがってきた地元プロ、アマもたくさん登場し、地域密着型のトーナメントとして成長をとげてきました。
主なツアープレーヤーからは、大ベテランの杉原輝雄選手をはじめ、東聡選手や佐々木久行選手などが出場。彼らはここしばらく勝ち星がありませんから、当然、今週は目の色を変えて勝ちにくると思われます。久々のVなるか―、注目が集まりますね。
若手注目株からは、今年チャレンジツアーで2勝をあげている小林正則選手や、初シードほぼ当確の平塚哲二選手、牧坂考作選手など。ここでVも手に入れて、一挙に躍進をはかりたいところでしょう。
いずれも真夏の舞台にふさわしい、役者揃い。気温にも負けない、熱い戦いを展開してくれることと思っております。
ここ、フォレストゴルフクラブ東コースでの開催は、今年で4年連続となります。
今年も素晴らしいグリーンコンディション、そして戦略性の高い最高の舞台を提供していただきました。この場をお借りして、お礼申し上げたいと思います。
みどころホールは、終盤の16、18番。いずれも、パー5ですが、16番はティショットに非常に神経を使うホールです。右にOBゾーン、左にガケが待ちうけ、ねらいどころは何があっても、フェアウェーのど真ん中を捉えることが理想です。
フェアウェーセンターを捉えられたら、第2打は2オンも可能ですが、グリーンサイドにはOBゾーンがあるため、攻めるか安全策を取るか、選択を迫られるところですね。
そして最終18番、このホールでは2打目がカギを握ります。グリーン手前に池があり、ロングヒッターなら2オンも可能ですが、勝負がかかった場面で選手がどんな選択を下すのか。ファンのみなさまには、最後の息詰まるシーンを、ご堪能いただきたいと思います。
★ 小山和顕プロフィール
昭和38年8月15日生まれの36歳。11歳のとき、父に連れられて練習場に行って以来、ゴルフの魅力に取りつかれた。
大学卒業後は、インストラクターとして活動するかたわら、ツアープレーヤーを夢見て練習に励んだが、当機構がたちあがったときに「ツアーを裏側から支える存在になりたい」と競技委員に志願。99年の1年間、修行を積んで2000年の今年から競技運営ディレクターに抜擢された。
「ゴルフは心の格闘技。この素晴らしいスポーツをもっともっと広めていきたい」と、コースを飛びまわる日々を送っている。