Tournament article
Philip Morris Championship 2000
「実感ないですね」
尾崎将司の長男・智春。今大会は推薦での出場で、ツアー初の予選通過&上位進出を狙う。
「今日はスタートで、ティショットを右山の上と最悪のところに落として、そこからグリーン手前。アプローチで1,5メートルにつけて必死のパーセーブ。
6番のバーディもなんかひどい。セカンドを右山の上に打ちこんで3打目は残り200 ヤード。そこから4番アイアンで手前2メートル…前半はバタバタで、その中でもうまくしのいだという感じ。あんなバタバタの中で、60台でまわったなんて、なんか実感わかないです。
いろんな意味でプレッシャーもあるし、今日はとにかく気持ちが落ちつかず、浮ついちゃって…。スコアボードに自分の名前が載ったときは『なんだ、乗ってるじゃん』と、客観的に見てしまった。『よくあったもんだなぁ』と…。
ツアーで戦っていくためには、ティショットがうまくないとスコアにつながらないと思う。自分はまだまだ、ティショットで球がうまく操れていない。アプローチはまだコントロールできるほうだと自信を持ってはいるんだけど…。会心のドライバーショットはゼロ。フェアウェーに球がいかない。まるで“ダメ男君”。カチカチのラウンドです。練習では、球をコントロールできるようなスウィングとかいろいろやっているけど、それも試合でできなれば意味がない。いつもシーズンが終わるたびにそう思いますね。
もっと長い目で見なくちゃどうしようもないのかな、と思い、自分の中で3年というビジョンを持つことにしました。これから3年かけて頑張っていけば、なんとかいい選手になれるんじゃないか、と…。
明日から…自信はまるでない。明日もアンダーパーでまわることができたら…ちょっとはいい感じになるとは思うけど…。僕も、自分自身に期待していますよ」