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Philip Morris Championship 2000

期待のルーキー・星野英正、好スタート

「こんなビッグな大会に出ているというだけで満足です」

 アマチュア時代、数々のタイトルを手に入れて、鳴り物入りでツアーデビューした星野英正。
 だが、今年これまで5試合に出場したものの、まだ予選通過なしと、不振が続いていた。
 「アマチュア時代に騒がれて、デビュー。ツアーに出るようになっても、ファンの人に同じように良いゴルフを見せて、騒がれなくちゃいけない、と思いこんでいる部分があったかもしれない。いつでもフェアウェーに置いて、ピンそばにつけてバーディ…というようなきれいなゴルフにこだわりすぎていた。僕らはファンにすごい、と思わせることが仕事だと思っていた。
 でも、ツアープレーヤーは上がっていくつ。そう考え方を変えたら、すごく楽になりました」

 この日、フェアウェーをキープできたホールは半分だけ。
 「8ホールではずしている。納得のいくショットは数えるくらい。OKパーもほとんどなかったし、パターで取って、拾っていった感じ」

 星野は、とにかくしぶとく、スコア重視のゴルフを展開することで、ツアー初の60台をマークして2位タイの好スタート。同時に、初の予選通過も見えてきた。
 だが、「フィリップモリスというメジャーな試合に出させてもらえた、というだけで満足です。推薦していただいて本当にありがたい」と、星野は主催者の推薦で今大会に出場できたことについて、まずまっさきに感謝の弁を述べ、頭を下げた。

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