Tournament article

ダンロップフェニックス 2000

米ツアー1年生のE.フライアット

「一年間、PGAツアーで戦ってきたけど、ここのグリーンが一番じゃない?」

 「1年間PGAツアーでプレーしてきたけど、ここのグリーンが一番いいね。いいパットをすれば1メートル手前から入るか入らないか、すぐわかるって感じ。完璧なグリーンだよ。

 今日は僕は、パットが好調だった。長いのもよく入ったしね。明日以降も入るようにしたいよね。
 僕は今年、米ツアーのドラルライダーオープンで62をマークした。そのときのラウンドでは8ホール連続バーディ。ツアー新記録だったんだよ。そういえば、そのときもパットが良く入ってくれたね。

 今年僕は、米ツアーのルーキー。それで張りきって前半戦では良い成績が出たんだけど、それで喜んでいてケアをしなかったので、後半が悪くなってしまった。ビュイックオープンからは6試合連続予選落ちだったからね。
 それでスイングがおかしかったので、先週のラスベガスでブッチ・ハーモンにパターを見てもらったんだ。テークバックを小さくして、打つときにヘッドスピードを加速させるように指導されたんだけど、今日のパットは、彼のレッスンのお陰だね。
 全米オープンのあとは、スイングのレッスンを受けて、そのあとのハートフォードオープンでは調子がよかったんだけど、全米プロの後にスイングをビデオに撮って彼に見てもらったら、『それは僕と教えたことと違う』って。彼の教えを勘違いしていたようなんだ。
 もういちどレッスンを受けて、トップを短くして、腰を静かにまわして、ヘッドスピードを加速するように教えられたら、ようやく良くなったよ
 日本ツアーはキリンオープンに3回、それと日本オープンに1回出たことがあるよ。
 日本ツアーの印象?…そうだね…もっと長いことプレーしてみないとわからないけど、今年は丸山さんも活躍しているし、先週は田中さんも良いところまで行った。ジョー(直道)もシードを決めたでしょう。日本の選手は本当に強いと思いますよ。
 ただね、僕もこれまでいろんな国のツアーに出て来たけど、違う国のツアーで活躍するって、本当に大変なことなんだ。
 ゴルフ以外のこと…ホテルや食事、言葉などわからないことだらけで、まずそれに慣れていろんなことを経験していかないといけない…。たとえば、日本の選手が海外に行ってすぐに活躍できなくても、やっぱりすぐに成績を出すのは難しいと思う。ファンのみなさんには、忍耐を持って欲しいなと思いますね」