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サン・クロレラ クラシック 2000
「出入りが激しすぎた」
2アンダーで折り返した菊池純の後半アウトコース。本人も「“出入り”が激しすぎた」と笑う、あわただしいプレーが展開された。
1番でピン手前3メートルを入れてバーディを奪うも、2番、3番で2連続ボギー。
だがすぐに4番、5番で6メートルのバーディパットを沈め、6番では左3メートルを入れて3連続バーディで盛り返し、「気分は乗り乗り。…でも調子に乗りすぎた」と、7番パー3ではアプローチに失敗し、ボギーを叩いた。
ガックリきたのもつかの間。上がりの8番、9番は、グリーン奥カラーからOK距離に寄せて連続バーディでホールアウト。アウトコースだけで、6バーディ、3ボギー。9ホールでパーがひとつもない珍しいスコアカードも仕上げて首位発進。
「コンディションもよかったし、ショットも安定していたので、スコアは出る感じはしていた」と菊池。
6月のJCBクラシック仙台でも、初日に66をマークして2位タイでスタートしているが、結局、45位に終わっている。「初日はいいスコアが出ることはよくあるんですが、あとが続かない。いつもみたいにならないように、今週はちょっと頑張ってみようと思います」
今週は、上位キープが目標だ。
★ 菊池純
1973年12月22日生まれの25歳、東京都出身。西武台高校入学後、同じクラスの友人と行ったクラブ見学で、「ゴルフがいちばんおもしろそう」とゴルフ部に入部。卒業後、「普通のサラリーマンにはなりたくない」という理由からプロを目指し、3年で資格認定プロテストに合格した。
今季は、ファイナルQTランキング61位の資格で参戦、8戦出場し、現在賞金ランク132位。プロ同期に片山晋呉、横尾要、宮本勝昌などがいる。