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東建コーポレーションカップ 2001
ツアー復帰第1戦の倉本昌弘「緊張している…デビューのときみたいにね」
この日は、プロアマ戦に参加して、「会場はいいですね。試合ができるだけ幸せですよ」と、コースの空気を存分に吸って、感無量の笑顔を見せた。
「病院で病気を告知されたときは、まさに晴天の霹靂でしたけれど、いま思うと、シーズン途中に思いきって手術をして、本当によかったと思っています。今年のオフに手術っていうことになったら、復帰は今年の夏あたりになって…過酷な条件での復帰戦になっていたかもしれませんからね。
医者には、脅威的な回復力、とは言われましたが、そうは言っても、術後、まだ1年もたっていないわけですから、今年は、療養しながらの参戦ということになるでしょう。サプリメントで補って、休ませるときは、しっかり体を休ませて、余計なことはあまりしないように気をつけながらやっていきたい。
今年は、まず第1に試合勘を取り戻すこと。第2にファンを魅せるゴルフをすること。成績は良いに越したことはないけど、焦らずにやっていきたいです。
それにしても、ツアー会場はやっぱりいいですね。
病院なんかよりずっとね。ほんと、試合できるだけでも幸せですよ。
仲間もいるしね。今週は、みんなに「生きてたか!!」って言われたし、ジャンボもね。でも、杉原さんにそう言われたときはやっぱりショックだったな(笑)。
杉原さん、なんか凄く太ってて、「ホントにあの人、ガンだったの?」っていうくらい元気でしたよ(笑)。
今週は、ほんとに凄く緊張してる。ほんと、デビューしたときくらい。あのときとは、ちょっと種類が違うかもしれないけれど、でも、あのときみたいな良い感じの緊張感がありますよ。とても新鮮な気持ちですね」