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宇部興産オープン 2001

この日、2人のエース達成者

地元・山口県出身の松永一成と台湾の林根基

 松永(=写真)は4番ホールで、林は13番ホールでそれぞれ、ホールインワンを達成。
 だが、4番ホールの松永の表情は冴えない。
 「ホールインワンしておいて、落っこちちゃったら、シャレにならないでしょう・・・」
 予選カットラインまであと1打。
 最終18番は、当然、狙っていったがパーに終わり、ガックリと肩を落とした。
 今季はずっと、“1打”に泣いている。
 出場12試合で、予選通過はたった1度。「ずっと1打が足りなくてね・・・なんだろうね。きっと、気持ちの問題なんだろうね・・・」
 4番ホールは、8番アイアンで直接、沈める快挙だったが、「ホールインワンより、予選通過のほうが大事なのに・・・」と、ショックは隠せない。
 「1000万円のホールインワン賞がかかった17番でやっていたら、1打どころか、“いくら打ってももういい”って、大きな気持ちにもなれたのにね・・・」と力なく言い残し、会場に程近い宇部市内の自宅へと帰っていった。

 ※なお、2人のエース達成者には、コースの宇部72CCからそれぞれ10万円が贈られた。

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